あなたは誰かと英語で話している時、もしくは英語で何かを聞いている時、「やばい、何を言っているのか聞き取れない!!」と思ったことはありませんか?英語を聞き取れない、と一言で言っても、色々な聞き取れないタイプがあります。聞き取れない原因がいくつかあるので、今回はそれぞれタイプ別にリスニングを鍛える方法をご紹介します!!
タイプ1 発音を知らなくて聞き取れない
リスニングスキルで見逃されがちなのが発音です。英単語の正しい音を知らないとすると、あなたが思っているその単語の音と実際の音に乖離があるため、思っている音と違うものが聞こえてきた時にその単語だと認識できないのです。英語を聞き取りが良くできる人は実際にネイティブスピーカーが発音する音を知っているのです。
では正しい発音を知るとはどういうことなのかを説明していきます。
自らの発音を改善するのが近道
僕は英語のリスニング力を高めるのにとても効果的でオススメする方法が、自らの発音を改善することです。日本では外来語にカタカナを良く使い、その中の多くが英語です。なので日常的に英単語を使っているのですが、そのカタカナの発音と実際の英語の発音はかなり違います。
今回はリスニングに関する記事なのでカタカナ発音が相手に通じるか通じないかは置いておきますが、カタカナ発音のまま英語を話し続けていると実際の音を覚えられないのでリスニングで苦労してしまいます。
僕が英会話のレッスンをしていて感じるのが、例えば「テーマ」と「theme」、「ルール」と「rule」、「ジャンル」と「genre」。これらの単語はカタカナの発音と英語の発音でかなり違います。この音の違いを認識し、自分で発音できるようにしておけばこれらの音が聞こえてきた時に聞き取れるはずです。
日本人が聞き取れない代表的な英単語、WalkとWorkの違いもそうですね。この記事についてはこちらからどうぞ。「WalkとWorkの発音をするコツは意外に簡単!?」
「どうやって発音を鍛えればいいの!?」って声が聞こえてきそうですが、様々な方法があるのでここでは紹介しきれませんが、今日から、いや、今からでもできる発音改善方は「好きな洋楽を真似して歌う」です。1、2曲は好きな洋楽があるでしょう。その曲を歌詞を見ながら何回も歌うのです。2曲でも歌えるようになれば発音はかなり改善されるでしょう。ポイントは「何回も歌う!!」です。カラオケに行く必要はないので、部屋で1オクターブでも2オクターブでも低くてOKです。
正直、僕の発音が良くなったのはほぼ洋楽のおかげです。笑
タイプ2 単語は聞き取れるけど文章の意味が入ってこない
それぞれの単語はある程度、もしくはほとんど聞き取れるのにその文章の意味が頭に入ってこない、意味が捉えられないというタイプの方も多いと思います。このタイプはさらに2つのタイプに分けることができます。1つは「相手の話すスピードが速いと聞き取れない」、もう1つは「文章が長くなると聞き取れない」です。
それぞれのタイプごとに、どうすればリスニング力を改善させることができるのかを見ていきましょう!!
スピードが速いと聞き取れない人
スピードが速いと聞き取れない人は単純にその速さに慣れていないだけです。速い英語を聞く練習を日々していれば絶対に聞き取れるようになります。ただ単純にネイティブスピーカーの速い英語をひたすら集中して聞き続ける、というのも1つの方法ですが、これがとっと荒療治だなと思う人は、簡単な英語を早送りして聞くという練習があります。
市販で売られている英会話用のテキストに付属の音声は、綺麗な英語ではっきり、ゆっくりと話してくれているはずです。相手の話すスピードが速いと聞き取れないという人は、恐らくテキストに付属の音声くらいのスピードであれば聞き取れるでしょう。また、英会話用のテキストブックに載っている英語は文章的にも簡単なものが多いですよね。ゆっくり、はっきりと、簡単な英語で話している英語を早送りして集中して聞く練習をします。
その早送りした英語のスピードはかなり速いと思いますが、一度読んだ文章で且つ簡単な英語であれば結構聞き取れると思います。単純にスピードに慣れる練習です。このトレーニングをした後にネイティブスピーカーの英語を聞いてみてください。いつもよりゆっくりに聞こえますよ。
野球選手が重りをバットに付けて数回降り、その後重りを外してバットを降るとびっくりするくらいバットが軽く感じるのと同じ原理です。
Windows Media Playerにも倍速再生機能は付いてますし、インターネットで探せばたくさん無料の倍速再生ソフトも出てきますので、ぜひ試してみてください。ちなみにこの練習用で使える、僕がオススメのテキストブックはこちら→英語の口になる!!
文章が長くなると聞き取れない人
僕の英会話レッスンの経験から言うと、文章が長くなると聞き取れなくなる人の多くは、文章中に関係代名詞が使われて文章が長くなった時に聞き取れなくなるパターンです。関係代名詞が入ればそのぶん文章は長くなりますよね。さらに言えば、関係代名詞が使われている=日本語と語順が逆で修飾しているという難解さが故に、聞いているうちにわからなくなる現象が起きてしまうのです。
つまり、ひたすら関係代名詞が使われている長めの文章を聞いて理解するという作業を繰り返していけば、次第に英文を理解すること自体に慣れていきます。関係代名詞は日本人にとって難しい文法ですが、これが使われている長めの文章が理解できるようになれば、単純なbut、and、becauseなどで長くなっているような文章は簡単に理解できるようになります。
このような音声はyoutubeで「relative pronouns listening」とか「relative clauses listening」って検索するといくらでも出てきますよ!まずは以下の動画で練習してみてください。
まとめ
では今回の記事のまとめです!
・簡単な英語を倍速で聞く練習でスピードに慣れる
・関係代名詞が使われてるような長い文章を聞き取る練習をする
何事も練習で解決できるってことですね。まずは発音を改善しましょう。あなたの好きな洋楽は何ですか?大好きな洋楽をカラオケで歌えるくらいまで練習してみてください、きっとびっくりするくらい効果を体験できますよ!今回も読んでいただき、ありがとうございました。